出産内祝いの知識

赤ちゃん誕生の喜びをこめて出産内祝いをおくりましょう

出産内祝いとは?贈る時期は?

出産内祝いとは本来、子供が生まれた喜びをこめて、親類縁者、友人や近所の人へ配るものでした。 自家のお祝い行事の一環として行うものだったのです。だから内祝(内のお祝い)といいます。

けれども近年は、内祝いは出産祝いを貰った人に(貰った後に)そのお返しとして贈るのが一般的になっています。 近頃では内祝い=出産祝いのお返しという認識です。

出産内祝いを贈る時期は、正式にはお宮参りの頃(生後1ヶ月頃)です。
ただ、近年は頂いた出産祝いのお返しとして出産内祝いを送るケースがほとんどですので、 産まれて1ヶ月頃までにお祝いを貰った方へのみ1ヶ月頃にまとめて内祝いを送り、 遅れてお祝いをくれた方にはその都度、内祝いを送るというのが実情のようです。
生後半年以上経ってから「出産内祝い」が送られる事も珍しくありません。 (遅れてお祝いを頂いた場合)

出産内祝いの贈り方

出産内祝いにつける「のし」には、紅白の蝶結び(花結び)のしを使用し、 水引の上に「内祝」下に生まれた子供の名前を書きます。 これには子供の名前のお披露目という意味がありますので、 名前の読みが難しい場合は、振り仮名をつけると良いです。

のしの他に、風習によっては命名札を付ける場合もあります。 命名札は、上に「命名」下に「子供の名前」を記入した短冊状のもので、 上下に赤線が入った大きめの札が伝統的ですが、近頃では小さくてカジュアルな命名札も普及しています。
命名札の本来の用いられ方は、貰った人が家の中の目につく場所に貼っておき、 毎日眺めて生まれた子供の名前を記憶するというものです。

近頃は命名札は省略し、名前入りの「のし」だけにしたり、 出産内祝いにメッセージカード(子供の写真や名前、誕生日入り)を付けて子供のお披露目とする人も増えています。

出産内祝いの金額、品選び

出産内祝いを「貰ったお祝いへのお返し」と考える場合(近年は殆どそうです) 貰ったお祝いの額の、だいだい3分の1〜2分の1ぐらいの金額の物を送るのが世間相場のようです。 1万円のお祝いを貰った場合は、内祝いの金額は3000円〜5000円となります。
もちろん、あくまでも世間一般での相場ですので、親戚間、友人間の通例やそれぞれの家庭事情で 妥当な額を予算とすれば良いと思います。

節約技としては、まとめ買い割引きや送料無料サービスのある店を利用し、同じ程度の品物をより安く送る手があります。 子供が生まれれば生活費もかさみますし、礼はきちんと尽くしつつもなるべく節約したい・・・というのは多くの家庭に共通する思いだと思います。

さて、どんな品物が出産内祝いに良いのかというと、昔は出産内祝いといえば紅白饅頭や砂糖のような縁起物が定番だったようです。 今では、菓子詰合せや珈琲、紅茶ギフト、その他食料品、タオル類と、好みに合わせていろいろな物が送られています。 ただ出産内祝いは貰う機会も比較的多いので、記念品のような物よりは、食料品、その他消耗品の方が良いと思います。

子供の写真や名前入りグッズも出産内祝いとして時々見かけますが、あまり感心しません。 他人の子供の顔や名前が入っている物を貰っても使いようがなくて困惑してしまう人は多いと思います。
近頃では子供の写真を入れたメッセージカードを作り内祝いギフトに付けてくれるショップも多いので、 可愛い子供のお披露目にはそういうサービスを活用すると良いと思います。
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